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捕食小説6(本編) [小説]

久々に更新~w最近旅行行ったり他の創作ごとやってて更新できてませんでした><スミマセン
一ヶ月以上放置してしまいましたが捕食ジャンルに飽きたわけでは無いので悪しからずw
むしろ溜まりに溜まった(捕食萌え)衝動をまた地道に発散していきたいなとw(ぁ
で、今回の更新は絵よりも書くのが遅れてる小説でございます^^;
続き物ですので最初を読んでいない方は左にあるカテゴリから「小説」で飛べますので
是非見てやってくださいw最近更新できていなかったのでおさらいの意味も込めて確認推奨です^^;
今回は新キャラ出てきますwリクしたキャストの出番はもう少しお待ちを><;;

あと、そんなに気になることでも無いので書いて無かったですが一応
小説中に出てくる「」は台詞、()は心の声、---は擬音や感覚的なものだと思って下さい^^
これからも良く出てくると思ったので混乱しないようにw

「今回の注意点」(下記に少しでも嫌悪感を抱く方は読む事をオススメしません)
*オリジナル
*人外×少年
*丸呑み
*取り込み
*偉そうな被食者(笑
*続きもの

「キャスト」
*キア
*ブレク
*ホーン
*???

以上の事がOKな方は続きからそうぞ!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

あれからと言うもの僕は捕食にそれほど違和感を感じなくなっている気がする
あの日ブレクに食われて確かに僕は消化された
じゃあ今僕はなんで生きてこの館にいるのか・・
ブレクに後から聞いた所によると、どうも中央の部屋にあった魔方陣
この館内限定で死んだ者を生き返らせるという代物らしい
原理はもちろんちんぷんかんぷんだけど、要はここでどんな事されても僕は死なない(死ねない)
何故か着ていた服も復活の際に元に戻る

そんな訳であれからもう何ヶ月も経つんだけど
僕は毎日のように食われたり飲まれたりする日々を送ってる
自分の部屋ももらって前ほど豪華では無いけど刺激のある毎日・・かな?
それでも化け物たちの巣の中に変わりないから何があってもおかしくないように
こうして僕は日記を書いてます。

「よし、これでOK」
満足そうな顔で日記を閉じるとキアはグイーッと背伸びをした
そのまま後ろに反り返ると目の前に黒い腕のような物が
ガシッと顔を捕まれその奥の闇に引きずり込まれそうになるのを必死で耐えつつ叫ぶ
「ホーン!!!まだ捕食時間には早いー!!」
「気にしない気にしないw僕が食べたいと思ったから食べるそれだけさw」
「そんな事言ってるとまたブレクに怒られるよ!!だからやーめーてー!!」
フッっと抑えつけていた腕の力が弱まり離れた
キアはハァハァと息を荒げて椅子に深くもたれ掛る
「冗談だよキア、ちょっと暇だったからさw」
「冗談になってないよホーン・・・あービックリした」
「それじゃあまた後でねキア」
神出鬼没で現れるホーンはそう言い終ると再び空気に溶けるように消えていった
「心臓が何個あっても持たないよ・・あー今日は誰が相手だったかなぁ」
館ではキアを捕食する時間がある、日替わりで住人の誰かに食われなくてはならない
その他の時間は自由で館の外へ出る以外は何してても怒られない
たまに先程のホーンのように時間外に襲う住人もいるが
基本専用の時間以外はキアが了承しない限り捕食厳禁となっている
「僕的にはブレク(狼男)かウィル(吸血鬼)が良いんだけどなぁ・・痛くなくて」
そんな事を考えつつ館をうろうろしていると廊下で見慣れない人影を見つけた
「あれ?・・あんな子館にいたっけ・・?」
キアと同じくらいの背丈、紫の若干長めの髪の少年のような少女のような曖昧な顔つき
服は白く質素なもの、尻尾や角などの人外的な特徴は見当たらない
「人間?もしかして・・紛れ込んできちゃったとか・・?」
不安がよぎるここは人を食う化け物の巣、見付かれば間違いなく食われるだろう
もちろん自分も被害者の内の一人な為言えた事では無いが、少なくても自分が初めて食われた時は怖かった
今でこそ楽しんでいるが果たしてこの生活が一般人にとって幸せとは到底呼べないと思った
「とにかく・・声を掛けなきゃ」
幸いどこにも捕食者の姿は見えない、その子が一人歩いているだけだった
「ねぇ・・君」
ちょっと離れた後ろから一応警戒しつつも声を掛けるとキョトンとした顔でその子は振り向いた
近くで見ると少し男寄りな気がしてちょっとホッとする
ここに来る前からキアは女の子が苦手で直接話そうものなら照れてしまい、とてもまともに喋れない
そんな思いがあったから少し体から緊張が解れたように感じた
声を掛けてから彼は一言も喋らず、ただキアの方を見つめていた
(何か不思議な子だな)
それがキアから見たその子の第一印象だった
(もしかして驚きすぎて声が出ないんじゃ・・)
相変わらず一言も言葉を発しない
それどころかピクリとも動かない
「あのさ・・君って人g・・」
あまりにも不思議なオーラを出してる少年に人間かを聞こうとした時だった
その少年の後ろの部屋から狼男のブレクが出てくるのが見えた
(わぁっ!!大変だ!!)
説明するよりも身を隠した方が早いと思ったキアは動かない少年の手を引き
自分の部屋へと走った、少年は何も抵抗せず引かれるがままキアの部屋へ
机の下へ勢いのまま押し込めて少年を隠した
「いい?何があっても出てきちゃ駄目だよ?」
小声でそう伝えると高鳴る鼓動を押さえつつここに来るであろう住人を待った
ーーーーコンッコンッ
ドアが鳴る音がした誰がそこにいるのかはすぐに分かった
いつもこの時間になると今日の捕食者が誰か教えてくれる
「入るぞキア」
大きな体で入ってきたのは予想通りブレクだった
「おはよう、ブレク!」
ちょっと引きつった笑顔で精一杯いつもを演じるが
やはりそこは人外何かに気付いたらしく顔を顰めている
「キア、この部屋お前以外誰か来たのか?」
ーーーギクッ
「うん、朝ちょっとホーンが来てたよ」
「ふむ・・」
嘘は言っていない、しかし納得してないようで
よく見ると鼻をヒクヒクと動かしてるように見える
(しまった・・ブレクは狼だから・・!)
案の定その視線は少年を隠している机の下へと向けられる
見付からないかとドキドキしてるキアとは違う意味でブレクは緊張していた
ーーブレク、分かったな?
頭に響く声に冷や汗が流れる
キアは急に動かなくなったブレクに不安を感じつつもちょっと心配になってきていた
「ブレク・・?」
「キア、そこをどけ・・」
心臓が飛び出るかと思った、場所に気付かれたのもそうだがブレクが急に狼の姿になったからだ
ブレクが狼になる、それは捕食の時と決まっていたから・・
(僕を・・?それとも・・)
緊張に押しつぶされそうになりながらもキアは机からは一歩もどかなかった
しかしキアの思惑とは別に隠れていた少年は自らそこを飛び出した
「ちょっ・・・!!」
何事も無いかのようにブレクの目の前に対峙する少年
ブレクは口を大きく開けた
その口からは滴る涎が少年に降り注ぐ
自分が食われても平気なキアだがこう目の前で捕食光景を目にすると恐怖がこみ上げてきた
声も出ず動くこともできずその場に立ち尽くしていると
やがてその口が少年の体を咥え込んでいく
その瞬間少年が細く笑ったのに気付くことは今のキアにはできなかった
体の半分以上が収まると顔を上へと持ち上げ一気に飲み下す
その動作には一切の迷いは無い、いつもの食事をとっている化け物の姿だった
「い・・・や・・・」
喉の大きな膨らみはやがて腹の方へ

ーーーーゴクンッ

目の前の狼は少年を完全に飲み下した
「い・・嫌だぁぁぁぁぁ!!!!!」
再び捕食の恐怖に取り憑かれたキアは全力で部屋から出て行った
ブレクも追う事はせず一人残された部屋でしばらくそのままでいた
「まったく・・あなたは趣味が悪い・・」
キアの足音が完全に消えてからブレクは呟いた
もちろんそこに人影は見えないのだがブレクは会話を続けた
「いつの間にお目覚めになられたのです・・そんな格好で館うろついたりして・・」
飽きれた様に溜息をつくとそれに答えるように声が響いた
ーーー退屈だったからね、先に会っておこうと思ったのさ
「はいはい・・まぁそんな事だとは思っていましたが・・あ、もう出して良いですよね?」
ーーー僕を食べれないって言うのかいブレク?
「いや・・!!そういう訳では・・」
自分の内に凍て付く様な悪寒が走り身震いをする
ーーーじゃあ君には少し眠っていてもらおうか
「っ・・・!?」
猛烈な吐き気がブレクを襲うと同時に口からは得体の知れない黒い物が
纏わり付くように体に広がり同時に蝕んでいく
すっぽりと包まれた頃にはブレクの意識は消え原型も無くなっていた
黒いスライムのようになったソレは形を人型へと変えて行く
やがて全体に色を帯び、ブレクは完全に違う者へと変わっていた
「それじゃあ・・キア君と合流しましょうか・・」
紫の長髪、先程より随分と大きくなった体、鋭い赤と黄色の入り混じった瞳
片方だけの角、対を成す白と黒の翼、後方に伸びる尾
幾多の化け物を合わせた様な異様な姿の人物は漆黒のマントを翻しフッと姿を消した


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

とりあえず新キャラは登場wまだ名前は出てないですが多分バレバレw(オイ
恐らく我が館の被食者兼人型捕食要員w(ぁ
内側から捕食者を苦しめる被食者って個人的には好きなのですが皆さんはどうなんですかね?
あまり聞いた事がないので好きな方は少ないかも知れないですね^^;;;;同士求むw(ぁ
今回はかなり管理人の趣味に走っているので皆さんが同じく楽しめるかが不安です><
とりあえずこの新キャラの回はあと一回あるので最後まで御付き合い願いたいです^^
これらが終わればやっとリクの方へ入っていけます><*ワー
そして続きは近い内に書くと思いますw(書けなかったらスミマセンOTL

それにしてもブレクの出現率高いな人気だし書き易いから仕方ないんだけど
他の子書いてないと口調とか忘れそうd(オイ
ホーンはブレクの次くらいに出てると思うけど人気が無いwww
やはり問題は捕食方法k(ぁ
まぁ管理人は何だかんだで気に入っているのでこれからも使っていくと思いますがw
ではではw次回をお楽しみにw><*
小説に対する感想や意見お待ちしておりますw>中傷以外でw(ぁ
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コメント 4

ザイン・ニヒト

お久しぶりの更新ですね~w
新キャラの方も気になります・・・取り込み系は特に大好きなのd(ry
by ザイン・ニヒト (2009-10-22 13:09) 

魔天使

うおおおザインさんお久しぶりです!!
お久しぶりすぎて申し訳ない・・コメントが嬉しすぎます><。。
最近うおぉぉ!って萌えるネタが浮かばなくて捕食離れしてましたが
まだ見て下さっている方がいっらしゃるとは><(感激
取り込み系も頑張りますね!!早くリョウくんの話書かなきゃ><
コメント有難う御座いました!!!
by 魔天使 (2009-10-23 00:42) 

相模原

久しぶりです!やっぱ摩天使さんの捕食小説は最高です!
by 相模原 (2009-10-29 23:24) 

魔天使

お久しぶりです相模原さん><*
最高だなんてもったいないお言葉!!!
最近更新できてなくて本当にスミマセン・・;;
落書きでもいいから黒竜さん描こうかな・・(ぁ
コメント有難う御座いました!!
by 魔天使 (2009-11-01 00:13) 

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