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捕食小説8(本編) [小説]

物凄くお久しぶりに捕食小説更新してみました!!
そしてようやくリクエストされていたキャラが出せます><*(遅くなってスミマセン
今回出てくるのはサガミハラさん(被食者)ですw
バイト帰りにブレクに連れ去られてと言う事だったので若干違う場面もありますが
参考にさせて頂きました!!キャラの性格等は管理人の妄想でs(
後ブレクが前より嫌らしいのも管理人のせいでs(

*今回の注意点!

・ブレク(狼男)×サガミハラ(人間)
・人型でも味見
・丸呑み
・オリジナル
・続き物


これはキアとは別の青年達の話である

「何だ、サガミハラもう上がりか?」
「はい、お先失礼しまーす」
まだ少年の面影を残した青年は今年で16歳
長めの髪をワックスで整え眼鏡を掛ける、その姿は大人しい人柄を外に伝えるには十分だった
その為バイト先でも特に人間関係で拗れたりする事は無かった
バイトが終わり外へ出ると辺りが少しづつ夕焼けに染まっていくのが見える
「早く帰らないと途中で暗くなりそうだな・・」
学業を終えバイトに走る彼の帰宅時間は常に暗い
別に男性である彼自身何か暗くて問題があるかと言えば心配した事は無いのだが
「最近なんか見られてるような気がするんだよなぁ・・」
3日くらい前だった
ちょっと近道をしようと、いつもと違う道を通った
その道に何やら他の情景に似つかわしくないと言うべきか
明らかに他の情景から浮いている洋館が建っていた
不思議に思って眺めていた所、急に背筋が寒くなり
何か本能的に足が動き出していた
それ以降その道は通っていないのだが
どうも視線のようなものが自分に向けられているようで気分が晴れない
ましてやバイトが終った後
夜の帳が下りる前に帰らなくてはいけないと、そんな気がしていた
「走って帰るか」
夕焼けで真っ赤に染まる空を追うように走り出す
幸い家はそう遠くは無かった
だが走ってる最中、その異変に気付いた
「何だよコレ・・」
いつも通る道を走ってたはずだった
時間はもうすでに家に着いているはずの時間だった
「僕は・・こんな道に来ていない!!」
いつの間にか迷い込んでいた
以前見た古ぼけた洋館
しかも道を真っ直ぐ進んだはずなのに目の前にその洋館が聳え立っていた
「一体、どうして・・」
走り続け息も上がっていた
暗くなって来ているとは言え、まだ自分の身体もハッキリと見える夕方
いつも通る道を間違うはずも無かった
両脇にあった道も帰りの道もまるで最初から存在しなかったかのように消えていた
どうする事も出来ずに立ち尽くしていると
周りを取り囲む闇の中心から二つの赤い光が揺らめいているのが見えた
「ひぃっ・・」
身体が一瞬の内に硬直し崩れるように腰を抜かした
嫌な汗が次から次へと流れ落ちていくのが分かる
心拍が荒くなり息が乱れる
古びた洋館の大きな門が、まるであざ笑うかの如く耳障りな音を立て開く
しばらく声も出せずに固まっていると、ゆっくりとコチラへ歩み寄る姿があった
しっかりとした体つきで30前半ほどの外見の男性
しかしその耳は獣の用に毛が生えよく見るとモフモフとした尻尾まで生えている
「人間じゃ・・無い!?」
「どうやら我々の姿が見えているようだな青年、運が無いな」
「えっ・・それって、どう言う・・」
「我らの姿を見て、無事に帰れるとでも思うのか?
 3日前偶然我らのテリトリーに入ってしまったのが運の尽きだ諦めろ」
「そんな・・」
「しかし、ただ殺すのも惜しいな・・」
上から下まで獲物を吟味するように眺めていると
青年はその男の腕を掴み懇願した
「な、何でもする!!お願いだ殺さないでくれ!!」
半ば泣きかけのその顔に化け物としての性か心地良い物を感じ
ゆっくりと掴んでいるその腕を引き寄せ顔を近付ける
「俺は狼男のブレクだ、青年お前の名前は何だ?」
「ぼ、僕はサガミハラ・・って言います」
「そうか、お前今、何でもすると言ったな?」
恐る恐る頷く青年を見届けブレクは更に顔を近付けた
「な、何を・・!?」
フンフンと匂いを嗅ぎ一旦顔を離すと
今度は頭を抑えられその首筋を舐められる
「うぁっ・・っ・・やめ・・」
急な事に恥ずかしさで顔が真っ赤になった
一方のブレクはその事を気にするで無く考えるような仕草を見せていた
「なかなかだな・・悪くない」
そう言うと舌なめずりをしニィと嫌な笑みを浮かべた
「決めた、お前は殺さない」
「ほ、本当ですか・・!!」
安堵と嬉しさで思わず涙が零れ出す
しかし次に紡がれた言葉でその表情は粉々に砕かれた
「ただし元の世界には帰さん、我らの贄として館で暮らして頂くとしよう」
「今・・何て・・?」
全身の力が抜ける、少しでも期待したのが可笑しく思えた
相手は化け物そもそも話が通じるはずは無かった
元より可能性など0だった事に今更気付き悔しくなった
「それにしても・・」
唐突に聞こえた言葉に身体が反応し震える
「お前、なかなか美味かったな・・」
その目は既に野獣のそれに変わっていた
いくら人型をしていても中身は化け物なのだと実感する
そしてこれから自分の身に起こる事も元々持っている本能が察した

ーーーー喰われる

逃げる事も抵抗も叶わない
自分は既に皿に盛り付けられたご馳走に他ならない
それでも人間としてのプライドが辛うじて腕を動かし後ずさりをする
しかしそれ自身も化け物にとっては恐怖と言う名のスパイスに過ぎなかった
ゆっくりとブレクの姿が揺らめき二本足から四本に・・
人型から獣に姿を変えていく
ただ違うのはその大きさ
野生にいる狼の何倍もの体躯を持った化け物は獲物に狙いを付け
盛んに唾液を垂らしていた
「嫌・・だ・・」
恐怖に顔を歪め、その目には行き着く先が映し出されていた
「安心しろ・・噛み砕いたりはしない」
「ひぃ・・ぁ・・ぅ・・」
徐々に迫る口は余裕で青年を包み込めるほど大きい
ヌラヌラとテカる口内は早く獲物を入れたくて疼いていた
生暖かい息が身体を撫でていく
「頭からかぶりつかれるのが怖いなら自分で入って来いサガミハラ・・」
骨も軽く噛み砕いてしまいそうな牙が目に入り
本意では無いが、その大きな舌に抱き付いた
「いい子だ・・痛く無いようにしてやるからな」
抱き付かれたままの大きな舌を引き寄せ
青年ごと口内へ収めると大きな口はゆっくりと閉められ
周りは真っ暗になった
ブレクは約束どおり噛んだりはせず獲物を味わいながら舌を動かしていた
「あぁ・・ぅぁ・・」
恐怖はあるが全身を濡らされ柔らかい舌の動きは嫌でも変な気分にさせた
しばらくそうされる内に段々どうでも良くなり
最後には自ら呑み下される事を望むようになっていた
捕食者であるブレク自身もその事は感覚で分かっていたが、あえて口を開き
獲物に最期の光景を見せる
「どうする?今から吐き出してやろうか?」
牙の隙間から見える光にすでに望むものも無くなった青年は
虚ろな目を向けしばらく外を見つめた後、瞼を閉じ言った
「呑み込んで・・欲しい・・」
それを聞き僅かに口角を上げニヤリと笑うと
ブレクはたっぷりと唾液を含ませ
思いっきり顔を持ち上げた
重力と唾液の滑りによって獲物である青年はゆっくりとその大きな喉を下っていき

ーーーゴクンッ

外から見ても分かる大きな塊が喉を通り大きく喉が鳴る
膨らみはそのまま腹の方へと進み止まる
ゲップと獲物が胃に収まった事を知らせるとブレクは満足そうに方向を変え館へと向かった

「ブレクお帰りー!あれ?今日は狼姿なの?」
出迎えたのは金髪の少年キアだった
普段ブレクは人型で帰ってきていた為疑問に思うが
その大きなお腹を見て状況を把握した
「それって・・誰か食べたの?」
「楽しみにしてろキア、お前に仲間が増えるぞ」
「えっ!本当に!?」
興味津々に目を輝かせるキア
あまり外から一般人連れてくるのもいいはずは無いが
同じ人間が増えるのはキアには少し嬉しかった

しばらくして魔法陣から復活してきたサガミハラと
キアが仲良くなったのは言うまでも無かった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あとがき」
と言う事で久々の小説更新でしたーw
いいね小説妄想が止まらなくなりますww
個人的に獲物から自分で捕食者の口に入るのが好きでしてww
ついついサガミハラさんでやってしまい申し訳ない><
ブレク達は普段人に見付からないような異空間にいますw
ただ稀に人間が迷い込むことがあって今回サガミハラさんはそれに入ってしまったとw
迷い込んできた人はほとんどブレクがどうするか(殺すか食うか)決めますw
勝手に屋敷に入ろうとした場合は館自身であるミミが美味しく頂いちゃいますがw(妄想
翌朝壁の飾りになってたりとかね(恐(固めジャンルd(ぇ
何はともあれ相模原さんリクエスト有難う御座いました!!
これを期にまた募集しちゃおうかなぁw(ぁ

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コメント 12

相模原

お久しぶりです!"サガミハラ"を小説に出してくれてほんとうにありがとうございます!
by 相模原 (2010-06-09 22:34) 

相模原

あ、すみません… 間違えてURLの入力欄に「捕食サイト(仮)」のURLを貼り付けちゃいました…
by 相模原 (2010-06-09 22:37) 

魔天使

相模原さん>お久しぶりですww物凄く遅くなってしまいましたが
出させて頂きました!URLの件はお気になさらずw^^
ご希望に添えたかどうか分かりませんがリクエスト有難う御座いました!
これからもちょいちょい出させて頂きますねw
by 魔天使 (2010-06-10 00:52) 

GIR

おおー!! 更新待ってました!!
やっぱり小説はクオリティーが高い!!
捕食シーンが良いな〜。 これからも楽しみに待ってます!
更新頑張って下さい!

by GIR (2010-06-10 19:14) 

魔天使

GIRさん>おおお!!更新待っていて頂けたなんて嬉し過ぎる><*
クオリティが高いなど勿体無いお言葉!!有難う御座います!!!
捕食シーンはやはり自然と力が入ってしまいますww
頑張って更新させて頂きます!コメント有難う御座いました!!!
by 魔天使 (2010-06-11 01:32) 

GIR

後、リクエストしても宜しいでしょうか?(何でも良いですか?)
by GIR (2010-06-12 15:14) 

魔天使

GIRさん>リクエストいいですよー^^
物によっては描けないし気が乗らないと描けないので
いつになるかは分かりませんが、それでも良ければ常時受け付けておりますw
内容は何でもおkですw
by 魔天使 (2010-06-15 14:12) 

GIR

遅くなってすいません。 リクエストはポケモン・・・も良いですが初めて来て過去の物を見ていて竜捕食が気に入ってしまったので竜捕食宜しいですか?
あ・・・被食者を決めてを決めてなかった。 どうしましょどうしましょ(某CM)
by GIR (2010-06-17 21:06) 

魔天使

GIRさん>おおお!竜捕食見て下さって有難う御座います!!
個人的にもポケより気に入っているので喜んで描かせて頂きますよw
被食者指定どうしましょどうしましょww籠の人間逃げられn(ぇ
と言う事で特に指定がなければ竜×人捕食で描かせて頂きますねw
リクエスト有難う御座いました!
by 魔天使 (2010-06-24 14:15) 

孤人

始めましてなかなか素敵なサイトですね
化け物に怯えながら喰われる・・・なかなかいいセンスですね
色々なサイトを回ってましたけどこういったジャンルは好みです
次の作品を楽しみにしてますよ^^
by 孤人 (2010-06-24 20:28) 

魔天使

狐人さん>おお初めましてwこのような趣味全開のサイトを素敵と言って下さって有難う御座いますww
化け物に怯えながら喰われるシュチュはいいですよww
色々なサイト回った中で目に留めて頂けるとは嬉しいです><*
捕食ジャンル活性化の為頑張らせて頂きますwコメント有難う御座いました!!
by 魔天使 (2010-06-25 11:18) 

孤人

こういうジャンルは大好きです^^
実際に喰われてみたいと思うほどになりました~最近は布団に
喰われてます(えΣ)
小説もなかなか味が出てますね^^もしよかったら俺も小説に入れてほしいかな~俺も以前に小説などを書いてた時期がありましたので(戦闘メインで)参考にさせてもらいます^^
by 孤人 (2010-06-25 15:40) 

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