捕食小説2(本編) [小説]

今回は捕食表現無いですね(確か)
どちらかと言うと館の住人紹介みたいなw
かなり出てくるので分からなくなりそうなので下記に簡単な登場人物紹介をば^^;

キア:一応主人公、おぼっちゃまでフワフワ金髪の少年(10才)一人称:ぼく
ブレク:狼男、がっしりとした体型で仲間内では一番見た目が年長者、
常に厳しそうだが根は優しい一人称:俺
ミミ:館そのもの、建造物に取り付いているのか変化した物かは不明、喋れる一人称:?
ホーン:悪霊?、角の生えた生首と兜がマント着けて浮いているような人で体は無い、手の変わりにいくつでも出る影のようなものを操って物を持ったりする、彼の世界とはマント内部の事(ドS空間)(ぇ一人称:僕
葵:蛇の獣人、下半身は蛇になっていて上半身は顔色の悪い和服で長髪な男性一人称:私
レシア:食人植物、少年の姿で常にほぼ全裸大事な所は自分の蔓で隠してる言葉の毒を吐くのが日課、一人称:ボク
干物(ウィル):吸血鬼、今回は放置プレイ、一人称:オレ

自分で書いていて分からなくなりそうです^^;;(オイ
とりあえず一人称は分けてあるのでそれで判断してください><;;
ついでに注意事項

*前の小説から続いています>捕食小説
*いきなり途中から始ります
*今回は捕食表現無いです(確か;
*嘔吐(ぁ
*男×男

平気な方は続きから捕食小説~w



だらりと下がっていた全身の毛が再びモッフリとボリュームを取り戻す
三つある扉の内、中央にある扉に向かって歩くと手を掛けずともゆっくりと開いていく
この館自身がミミな為どこの扉も自動で開いたり閉じたり
特にブレクの場合この獣姿でいることが度々ある為とても便利で有難かった
中に入って薄暗い部屋を見渡すといつも使っている大きな円形のテーブルと椅子だけが目に入る
ひっそりとしていて物音一つしない、誰の姿も見えない事を確認すると
大きく息を吸い「我らの糧を見つけた!すぐに儀式を始めるぞ!」と叫んだ
そしてその言葉に反応して割と近くに歪んだ空間が現れる
「おお、狼やるなぁ~」
鉄仮面の下からニヤリと笑みを零し空間から一人浮き上がるように現れたのは
頭に4本の羊角を生やし白い長髪を棚引かせた青年
青年と言えども声だけで、辛うじて生身が確認できるのは仮面下の口元だけ
体と言えるモノは無く大きな漆黒のマントが頭から繋がっている感じで
フヨフヨと空中を低い位置で漂っていた
「ホーンか、皆はどうした?」
「草っ子はもうすぐ来る、ウィルは死んでる、蛇は・・」
「・・ここにいますよ」
細く冷たい声が聞こえ、振り返ると下半身が蛇な和風の男性
長く薄青い髪、切れ目を入れたかのように細い目と口
体温を感じさせない白すぎる肌、美しい刺繍の施してある着物を身に付け
後ろからズルズルと這いずりながら出て来ていた。
「葵、いつの間に・・」
「我らの専売特許ですから、ね」
「まぁ確かに・・」
「あー出遅れちゃった、カスがこんなんじゃ無かったらボクが一番だったのに!」
文句を言いつつ向こう側にある扉から出てきたのは若干目のやり場に困るような格好をした少年
辛うじて自分の蔓で大事な場所を隠し、背には大きな赤い花が咲いている
「後、これ干物」
と言って引きずってきたのはゲッソリとして今にも死にそうな青年
それを容赦なく床へ放り投げるとグッシャッと嫌な音を立てて転がった
「レシアお前もう少し慎重に扱えよ壊れやすいんだから、ウィル・・大丈夫か?」
いつもの事ではあるがその姿は余りにも同情を誘う
仲間内でもまだ良識のあるブレクは心配せずにはいられなかった
「んじゃ弱っている内に僕が頂こうかな?」
仮面下の口がニヤリと笑うとマントから数本の細い影が伸びる
「ホーン追い討ちを掛けるな・・」
「冗談だって、早く始めようよ」
ウィルに向かって伸びていた影はふっと掻き消えた
「・・そうだな」
コクリと頷くとテーブルへと歩みを進める
テーブルの真っ白なクロスの上には何やら文字やら図式がビッシリと書かれていた
「この図式で完璧なんだろうな?」
「もちろんさ、皆と徹夜で描いたからな」
「我らに朝も夜もないだろ」
「まぁそうなんだけどね、時間掛かったって事」
ホーンは苦笑いを浮かべテーブルに近づくと何かを唱え始めた
その言葉に呼応するように描かれた魔法陣は怪しく光りだす
「これで完成、もう使えるよ」
「わー楽しみ!まぁそれよりもブレクがダメ舌じゃない事を願うよ」
「安心しろ、すぐに分かる俺が正しいと言うことがな」
「私は信じてますよ、少なくとも誰かさんよりかは・・」
チラリとレシアに視線を流すと気付いたようでムッと顔を歪めた
「何それーケンカ売ってるの?」
「いいえ別に」
「ふーんまぁいいけど蛇美味しくないし」
「草も、ね」
ピリピリした空気が二人の間を流れるとその間をホーンが割って入ってきた
「まぁまぁ何でしたら二人とも僕の世界にでも入ってみるかい?」
ニヤリと笑うとマントから伸びた影が二人の足元へ
「遠慮しとくよ」
「えーやだよー頭変になっちゃいそうだもん」
それぞれがプイと顔を背けるとホーンはまたフヨフヨとテーブルの位置へと戻っていく
「ブレク大丈夫そうかい?」
「あぁ何とか維持してきた傷一つ付いていないさ」
そう言うと大きく口を開け激しく咳き込み始める
しばらくすると腹にあった大きな膨らみが徐々に口元へと戻っていった
一回口を閉じると今度は一気に口を開け中にあった獲物を外へと押し出すと
ドサッと言う音と共に金髪の少年は床へと投げ出された
体に傷等は見当たらないが先程まで体内にいた為、全身色んな液体でベトベトになっている
「意識はさすがに飛んでいるか・・このままではいかんな俺が洗って来よう」
ブレクの全身がほのかに光ると狼から人の姿へと変化を遂げる
狼の時に何も着ていなかった為、当然人型も全裸であった
「ふむ、この姿は今の時期寒いな」
「当たり前だろブレクこれでも着てろって」
どこからか上下セットの服を取り出すとブレクへ渡す
「用意していてくれたのかホーン」
「いつもの事だしね」
「おっさんの裸なんか誰も見たくないし」
「レシア、お前には言われたくない」
「ボクは可愛い少年だからいいの!」
「はいはい・・」
会話しつつ着替えたブレクは少年、キアをお姫様抱っこで他の部屋へと運ぶ
着いた所は広々とした大理石張りの大きな浴槽が目をひく浴室
意識の無いキアをそっと床に寝かせると
「ミミ、お湯を出してくれ」と壁に向かって声を掛けた
その声を合図にゴボゴボと音を立てて浴槽からは零れんばかりにお湯が湧き出てくる
出てきたお湯を桶で汲んでそっとキアへと掛けるとうっすらとその目が開いたのが分かった
「お目覚めか少年」
ぼんやりと写るそれが誰なのかキアにはもちろん分からなかったが
反射的に「は、はい」と返事をしてしまっていた
「服以外は大丈夫そうだな、お前名前は?」
「へっ?は、服??な・・」
体を起こしたキアは自分の服が無くなって素っ裸になっていた事に今更気付き赤面した
「服の事は悪かった、代わりに後で用意してやる」
状況が分からず困惑する中でキアはある事に気付いた
「ぼく・・生きてる?」
「何を今更、俺がすぐがっついて消化するとでも思ったのか?」
「俺?確かぼくは大きな犬みたいなのに・・あ」
そう言い終る前に視界に捕らえた狼の大きな尻尾
人型であってもブレクには尻尾が残っていた
「黒いふさふさの・・」
「お、覚えていたか察してるとは思うが俺はお前を食った狼さ」
「人になれるの!?」
さらりと恐ろしい事を言ったがキアの興味は別の事だった
「こんなん朝飯前だ、まぁ今は服着てるし見たいならまたの機会にな」
どこか自慢げな表情をする、純粋に驚いた事がよっぽど嬉しかったらしい
そしてあまりにも話が飛びすぎていて忘れていたがキアは重要な事を思い出した
「今食べたって・・ぼくは何でここに!?ここはどこ!!?」
一気に不安になったらしく軽くパニックを起こすと
今度はわんわんと泣き始めた
その様子に顔を顰めるとブレクはさっきとは違う重みを持った声で話しかける
「・・・オイ」
「へっ・・?」
ただならぬ威圧を感じキアは泣き止んだ
ブレクはグイッと顔を近付け息が当たるほど近い距離で
「獲物の分際でギャーギャー騒ぐんじゃねぇ・・食うぞ」と呟いた
体中に凍りつくような寒気が通るとそこには捕食者に捕らえられた、ただの獲物としての自分がいた



<あとがき>
キアの運命やいかに!!!って感じかな?(オイ
今回捕食描写書けなくて本当にスミマセンOTL
書きたいんですが、順序g(ぁ
今度は思い切って書こうと思いますwwついでに分差も付ける予定なので
今の内に良いと思う捕食者を選んで置く事をオススメしますw(ぁ

選択候補(笑

*ブレク:狼男(丸呑み)
*ミミ:ミミック(丸呑み)
*ホーン:悪霊?(取り込み)
*葵:蛇人(丸呑み)
*レシア:食人植物(触手+食い千切り)
*ウィル:吸血鬼(飲み込み)
*???:魔王?(何でもありw)

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コメント 2

御神

初めましてこんばんは~、御神といいます。
捕食小説良いですねw
キア君どっかズレてるし、ブレク君は優しくて怖い両刀(?)だしw
他のキャラも捕食者としてのLv高そうでwktkですw
前回の捕食シーンも萌えましたが、今後の捕食シーンもどうなるか期待ですねw
選択候補見ると、個人的にオオカミさん好きなのでブレク君に食べらr――じゃなかった、推したいですが、前回頑張ってくれてたので今度は葵さんが見たいところです。蛇に睨まれたキア君・・・w
ではでは、最初から長くなってしまいどうも失礼しました~(・w・ノ

・・・余談ですが、ブレク君の最後の「食うぞ」に萌えちゃいました☆
by 御神 (2009-03-26 01:46) 

魔天使

はわわ!!御神さん初めまして!!!そしていらっしゃいませ~www
捕食小説の感想有難う御座います!感激で昇天しそうですw><*(オイ
キアはぼんぼん育ちでどこかのネジが数本抜けていたりしますww(ぇ
ブレクは最初こんなキャラじゃnゲフンゲフン(ぁ
気に入って頂けて光栄です><*これからも両刀目指しますww
色んな捕食の好みに応えられるような小説が目標ですww
早速選択肢選んでくれて有難う御座います!!ブレクも確かに推したいですねww
もちろん選択肢には加えて置きますねwwもうブレク主人k(ぇぇぇ
葵に睨まれたキアwwwwきっと悪夢を見ますねwww(笑

若干ギャグよりになると周りが捕食者だと言うのが薄れるから
ブレクさんに代表してもらって世界観を引き戻して頂きましたww
その台詞に萌えて頂けるとは><*(感動
これからも頑張って更新させて頂きます!!コメント有難う御座いました!
by 魔天使 (2009-03-27 00:14) 

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